共創事例第1弾!現役音大生による合唱体験プログラムはいかにして実現したか?

2016.7.8

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共創事例第1弾!現役音大生による合唱体験プログラムはいかにして実現したか?

6月のとある土曜日、田園都市線の用賀駅にほど近い、こじんまりした建物に集まってくる人たちの姿がありました。ここは東急不動産が1年前にオープンした施設、ホームクレール用賀。「シニア向けワンストップ型生活サービス」を謳って様々なサービスを提供しています。1階にはカフェが併設され、2階に上がるとヨガやストレッチなど様々なプログラムに利用できるスタジオが広がります。

 

*詳しくはこちら。

大手デベロッパーとして初!シニア向けワンストップ型生活サービス提供 | 「ホームクレール用賀」オープン

ホームクレール用賀

ホームクレール用賀の外観

 

ホームクレール用賀イベント

本日のイベント案内が黒板に!

 

今日は「本格声楽リサイタル&合唱体験会」と題したイベントが開かれるのです。イベントがスタートすると、さっそく現役音大生の福田万由香さんが登場し、美しい歌声を披露してくれました。可愛らしいアリア「私のお父さん」や、懐かしい唱歌「浜辺の歌」「椰子の実」など、聞いているだけで気分が癒されるものばかり。後半では参加者も実際に合唱に参加して、歌のハーモニーを楽しみました。

 

ホームクレール用賀

現役音大生福田さんの美声に酔いしれます

 

ホームクレール用賀

参加者も一緒に合唱を楽しみました

 

と、これだけ聞くと数あるシニア向けイベントの一つなのかな、と思うかもしれません。ですが、このイベントが開催するに至る経緯がすごいのです。

 

始まりは、企業とNPOの共創コンテスト

 

遡ること4ヶ月あまり、今年2月に企業とNPOの共創コンテスト『Co-creAction Award 2016』が開かれました。企業の抱えている課題を、NPOの独自のチャネルや発想力で解決しようというコンセプトで、企業7社とNPO26法人が参加しました。

 

*詳しくはこちら。

Co-creAction Award 2016開催レポート

 

そこで最終プレゼン6法人に残ったのが、「演奏したい」パフォーマーと「演奏して欲しい」施設をつなぐ、NPO法人パフォーマンスバンクでした。エントリーしたお題は、東急不動産によるもので「アクティブシニアの健康寿命延伸に寄与するサービス提供、仕組みづくり、その担い手を募集!」というものでした。

 

惜しくもコンテストでの受賞は逃したものの、両者のマッチングはばっちり。具体的なコラボレーションに向けた検討が進んでいったのです。その記念すべき第1号案件が、ホームクレール用賀でのイベントだった、というわけです。

 

このコラボレーションの画期的な点は、両者にとって他では得難い奇跡的なつながりが生まれたことです。東急不動産から見ると、介護施設や保育施設でのイベント開催実績の豊富なパフォーマンスバンクは、強力なコンテンツ提供パートナーを得ることになります。一方、パフォーマンスバンクから見ると、東急不動産という知名度抜群の企業と組むことができ、事業拡大に弾みがつきます。双方にとって大きなメリットがあると言えます。

 

今回のコラボレーションで見えてきたこと

 

パフォーマンスバンクの理事を務める川島宏子さんに、今回の取り組みや今後の展望についてお話を聞きました。

 

ホームクレール用賀

パフォーマンスバンク理事の川島宏子さん

 

− 「健康寿命延伸に寄与する」プログラムをというのがテーマでしたが、今回のポイントはどんなところでしょうか?

川島「参加者の方がただ聴くだけでなく、”自ら歌う”プログラムが開発できたという点が一番ですね。実際に歌ったことで気持ちや頭がスッキリしたという声も聞かれましたし、健康寿命延伸に寄与するプログラムに発展できる可能性が見えてきました。」

 

− ホームクレール用賀がパフォーマンスバンクを選んだ決め手になったのはどんな点なのでしょうか?

川島「多世代交流というのが一つのキーワードだと思います。運動系のプログラムですと、年代層が同じくらいでないとハード過ぎる、緩すぎるという意見が出るので難しい。ですが、音楽プログラムなら幅広い年代層が参加しやすいということがあります。さらに音大生が講師を務めたり、合唱メンバーに外部の若者が加わったりすることで、世代を超えた交流を図れるところに意義を感じてくださったようです。」

 

− 今後の展望については、どのように考えていますか?

川島「音大生が講師を務められるという実績を作れたことは非常に大きいと考えています。一般的に音大生は多くの場合、卒業後は講師業を通して音楽に関わっていきます。プロとして演奏する方でも、普段は講師を行う人が大半です。ところが、技術を教えるスキル自体は音楽教育学科にでも通っていない限り教わることはありません。それがこの取り組みにより学生時代から教える経験を積み、スキルを身につけて社会に出ることができるようになるのです。今後も、こうした事例を増やしていきたいと思います。」

 

− パフォーマンスバンクとしても新しいチャレンジと、成果があったことが伝わってきますね。どうも有難うございました。

 

共創事例の「その後」を今後もお届けします

 

今回は、東急不動産とパフォーマンスバンクの共創事例についてご紹介しました。企業とNPOが出会っただけでは、まだスタートラインに過ぎません。小さな事例が一つ一つ積み上がっていくことで、大きなうねりが生まれていきます。今後も順次、共創が生まれる現場に立ち会って、そこで生まれるエネルギーをできる限りみなさんにお届けしてまいりますので、ご期待ください!

(ライター:森田 諒)

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参加企業様

2018年

株式会社エイジス 株式会社折勝商店 首都高速道路株式会社 株式会社東急スポーツオアシス 株式会社東急不動産R&Dセンター
株式会社東急リゾートサービス ハウスウェルネスフーズ株式会社 ハウス食品グループ本社株式会社 株式会社リジョブ

2017年

ワタミ株式会社 株式会社ディライトクリエイション 株式会社東急不動産次世代技術センター 株式会社エイチ・アイ・エス アデコ株式会社

2016年

日本たばこ産業株式会社 太陽ホールディングス 帝人フロンティア・旭化成アドバンス 東急不動産株式会社 エコッツエリア

協力

NPOサポートセンター 朝日新聞メディアラボ オルタナS 三井不動産株式会社

後援

経済産業省

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