Co-creAction Award 2016開催レポート

2016.6.22

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Co-creAction Award 2016開催レポート

企業とNPOとの共創コンテスト『Co-creAction Award 2016』が、2016年2月23日(火)に東京・丸の内のTIP*S/3×3Laboにて開催されました。100人近い参加者で熱気あふれる当日の模様をお届けします。

 

◎「企業の課題をNPOと協働して一緒に解決する」がコンセプト
Ideal Leaders Founder 永井恒男が和服姿で登場。司会進行役は中村祐美子さんが務めます。
企業がNPOに「施す」タイプのCSR活動はもう古いのです、と永井。これからは、企業とNPOが協働して社会的な価値を生み出すというのが当たり前の世の中になっていくと話します。
永井自身もNPOの理事を勤めていて、企業に勤めながらもっと社会的な活動がしたいと多くの人がNPOに参加することに驚いたそうです。そもそも企業とは社会的な存在のはずでは、という疑問がこのCo-creAction Awardを始める原点になっています。

そんな趣旨に共感した企業7社が6つのお題を出し、26のNPOから31提案がエントリーされました。厳しい1次審査を勝ち抜いたNPO6団体がこの日最終プレゼンに臨んでいます。
しかも優秀賞には50万円、そして最優秀賞にはなんと100万円という破格の賞金が!プレゼンを控えた面々からも、舞台上に熱い視線が注がれます。

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◎ソーシャルビジネスにはビジネススキルが不可欠
つづいて、一橋大学イノベーション研究センター教授 米倉誠一郎さんによるキーノートスピーチが始まります。
開口一番、企業の課題をNPOが解決するなんて時代錯誤だ、と言い切る米倉さん。その熱い語り口からは、日本、そして世界を取り巻く危機的な状況への切迫感が伝わってきます。
バングラデシュでマイクロファイナンスを展開するグラミン銀行、eラーニングで途上国に教育を届けるe-Educationなど、世界で注目されているいくつものソーシャルビジネスを挙げながら熱弁は続きます。そして、社会課題を解くために押さえておくべきポイントが2つあると言います。
1つは、新たな価値を生み出すために市場のメカニズムが非常に有効である、ということ。そしてもう1つは、事業として継続的に利益を生み出すためにビジネスの能力が欠かせない、ということです。
NPOの中に素晴らしいアイデアは既にある、あとはそこにビジネスの能力を掛け合わせてどんどん社会課題を解決していってほしい、というメッセージが会場に投げかけられました。

そしていよいよコンテストの本編、NPO6団体による最終プレゼンに移っていきます。質疑も含め熱いプレゼンが繰り広げられたのですが、詳しい内容は後日お送りする詳細レポートに譲るとして、ここではそのさわりだけご紹介します。

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◎プレゼンその1:JT × NPO法人企業教育研究会
トップバッターはJT 平地圭さん。お題は「JTに合う理系大学生・大学院生との出会いを繋ぐアイデア募集!」というもの。
お題に対して提案をするのは、NPO法人企業教育研究会 上村冬実さん。先進的な理数教育を実践する高校(スーパーサイエンスハイスクール)に対して、JTがキャリア教育に関する出張授業をする、というアイデアを提案しました。

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◎プレゼンその2:tiopro × NPO法人eboard
2番手はtiopro 臼井拓也さん。お題は「体操服のリサイクルプロジェクト「tiopro」の展開を支えるパートナー募集!」。
お題に対して提案をするのは、NPO法人eboard 中村孝一さん。小学生たちが映像コンテンツで環境問題を学び、「応援ノート※」で探求学習し、tioproに参加してリサイクルを体験するという仕組みをつくりましょう、と提案しました。
(※企業のコンテンツやメッセージを込めたノートを学生に無料で配布するサービス)

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◎プレゼンその3:東急リゾートサービス × NPO法人ファンズアスリートクラブ
3番手は東急不動産 大川朋宏さん。お題は「ゴルフ場を市民に開放!市民の憩いの場・交流拠点として活用できるアイデア・担い手募集!」。
お題に対して提案をするのは、NPO法人ファンズアスリートクラブ 理事長 井上秀憲さん。ゴルフ場を開放して、たくさんの川崎市民に参加してもらえるイベントを提案します。子供から大人まで楽しめるよう、夏は水鉄砲バトル、冬はカワサキフルーツ駅伝を開催しましょう、というアイデアでした。

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◎プレゼンその4:ホームクレール用賀 × 特定非営利活動法人パフォーマンスバンク
4番手は先ほどと同じく東急不動産 大川さん。お題は「アクティブシニアの健康寿命延伸に寄与するサービス提供、仕組みづくり、その担い手を募集!」。
お題に対して提案をするのは、特定非営利活動法人パフォーマンスバンク 鈴木浩之さん、川島宏子さん。健康寿命延伸プログラムと銘打って、ホームクレール用賀に奏者を送り込み、合唱教室を開くアイデアを提案しました。

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◎プレゼンその5:テンプスタッフラーニング × NPO法人マドレボニータ
5番手はテンプスタッフラーニング 小室銘子さん。お題は「企業のダイバーシティ推進を“本質”からサポートする新しいサービスを一緒に開発してくれるNPOを募集します!」。
お題に対して提案をするのは、NPO法人マドレボニータ 事務局次長 太田智子さん。テンプスタッフラーニングがサービス提供する企業に対して、女性の復職支援プログラムとして産後ケアを加えていきましょうと訴えました。

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◎プレゼンその6:太陽ホールディングス × WAKUWORK FOUNDATION
プレゼンの大トリを飾るのは太陽ホールディングス 有馬聖夫さん。お題は「全世界で医者や薬局に通うのが困難な地域(たとえばアフリカなど)で家庭常備薬並びに健康食品の市場調査を支援していただけるパートナー募集!」。
お題に対して提案をするのは、WAKUWORK FOUNDATION Co-Founder 山田貴子さん。フィリピンの若者の自立支援として、常備薬の市場調査・事業モデル確立を目指すことを提案します。ただ一方的な押し付けではなく、ラーニングジャーニーや若者との協働を通じて真のニーズに触れるプロセスが欠かせないと言います。

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◎参加者全員による投票 & 米倉さんによる講評
すべてのプレゼンを聞き終えた参加者と審査員の面々。興奮冷めやらない中、「どのNPOを応援したいか」を全員の投票で決めていきます。投票用紙には応援メッセージが添えられ、結果発表後各NPOに直接届けられることになります。
投票結果を集計する間、急きょ米倉さんによる即興の講評タイムが設けられました。それぞれのプレゼンの魅力、弱点を容赦なく突いていきます。「賞を取ろうが取るまいが、このアイデアはやるだけだね」と企業とNPOの背中を押す、米倉さん流の応援メッセージが印象的でした。

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◎最終審査結果発表!
いよいよクライマックスの結果発表。
優秀賞は、フィリピンの若者の自立支援事業を提案したWAKUWORK FOUNDATIONが受賞! 副賞の50万円が贈られます。
そして最優秀賞は、女性の復職支援プログラムを提案したNPO法人マドレボニータ! 大賞の100万円が贈られます。
なんと、2つのNPOの得票数はわずか1票差。どちらも甲乙つけがたい2団体による受賞となりました。

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◎今後のCo-creAction の活動予定
最後にIdeal Leaders CHO 丹羽真理より、今後の活動予定がアナウンスされました。企業からのお題、NPOからの提案を公式サイト上で通年募集していきます。どんな企業×NPOの共創が生まれるか、ますます楽しみですね!

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◎懇親会&総括
コンテスト終了後は、すぐ隣のスペースで懇親会へ。「NPOの活動内容をもっと教えてほしい」「さっきのプレゼン聞いて、うちの会社とも組めるところがありそう」といった会話がそこかしこで聞こえてきます。まさに企業、NPOの垣根を越えた共創の輪が広がってるように感じました。

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参加企業様

2018年

株式会社エイジス 株式会社折勝商店 首都高速道路株式会社 株式会社東急スポーツオアシス 株式会社東急不動産R&Dセンター
株式会社東急リゾートサービス ハウスウェルネスフーズ株式会社 ハウス食品グループ本社株式会社 株式会社リジョブ

2017年

ワタミ株式会社 株式会社ディライトクリエイション 株式会社東急不動産次世代技術センター 株式会社エイチ・アイ・エス アデコ株式会社

2016年

日本たばこ産業株式会社 太陽ホールディングス 帝人フロンティア・旭化成アドバンス 東急不動産株式会社 エコッツエリア

協力

NPOサポートセンター 朝日新聞メディアラボ オルタナS 三井不動産株式会社

後援

経済産業省

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